日常生活においてあまり意識することの少ない贈答マナーですが、いざという時に困ってしまわれた方も多いのはないでしょうか?
ここではさまざまな贈答マナーについて、贈る品物、贈るタイミング等、それぞれご紹介いたします。
[二人のライフスタイルに合わせ、生活に役立つものを]
披露宴の案内状を受け取った後であれば、いつでも構いません。ただし、何かと荷物の多い当日に持っていくのは考えもの。後日持参するのがよいでしょう。
食器や調理器具、インテリア小物など、実用的ですぐに役立つものが喜ばれます。かつてはタブーとされていた刃物やガラスものも、現在ではあまり気遣う必要はないようです。気の置けない仲であるなら、事前に欲しいものを聞いて贈るのもスマートです。
あらゆるギフト場面で喜ばれます。ご予算に合わせて15コースお選びいただく事ができます。
選ぶ楽しさをあの人に・・・
[いくつあってもよい物や、今すぐではなくその先に使える贈り物を。]
産後の入院中に贈るより、出産後、無事退院するまで待って、母子の健康状態を確認した上で、贈りましょう。
定番のベビー服は、アレルギーなどを考えて綿100%の物に、よだれかけやタオル類など、いくつあっても重宝する物などは喜ばれるでしょう。また、産まれてすぐではなくても、1歳位から使える品物など、ちょっと先を見据えた品なら他の方と重複せず、きっと喜ばれるでしょう。また、お母さんになったお祝いに、ママ用の物を贈るのも気が利いてます。
[後々に残らない、使って、食べてなくなる物をおくりましょう。]
けがや病気が全快したときに、お見舞いをいただいた方にお贈りする快気祝い。通常は退院または床上げから10日~1ヶ月くらいの間に贈りましょう。
病気やけがが「残らない」そして「洗い流す」という意味で、ジュース類やお菓子、石けんやタオルなど、使ったり食べたりすることで、なくなる物を贈るのがよいでしょう。
お見舞いは、現金でいただくのがもっとも多いもの。快気祝いは、現金というわけにはいきませんので、いただいた金額の半額を目安にした品物で。
[先様に喜ばれるよう心を配り、人生の節目節目にふさわしい品を。]
学校や職場で使うことのできる、実用性の高い品物がよいでしょう。ペンや鞄など長く使うことのできる品や、就職祝いには家電製品も好評です。
新居にふさわしい家電やインテリア小物などが好評です。ただし、晴れの新居では、インテリアなどに凝るものですから、先様に希望を聞いてからの方が無難です。
「もう自分が必要なくなった」など、どこか寂しい想いもあるでしょうから、その方の気持ちをよく酌んで、休日を過ごす趣味の品などを贈ると喜ばれるでしょう。
[お返しやご挨拶は、故人の代わりに感謝の気持ちを表して。]
仏式では四十九日、神式では五十日祭、三十日祭の忌明けを目安に、キリスト教では1ヶ月目の召天祭を目安にします。地域や何回忌かによって、若干の違いはあります。
繊維製品は「悲しみを覆い隠す」お茶や石けんなどは「残らない物」として一般的ですが、故人に代わってご挨拶をすることと考え、故人をしのばせる品物などでお返しするのもいいでしょう。
両者とも、いただいた金額の半額が目安。また、地域によっては、一定額の品物をお返しすることがあります。
[いただいた方の気を使わせない、実用性が高い品物を]
頂いた金額の半分程度を目安に、結婚してから1ヶ月以内に贈るのがマナー。
近年はタオルや寝具、食器など実用的な品が好評です。
生後1ヶ月後、お宮参りを過ぎた頃に、頂いた品の半額を目安に。
砂糖やお菓子、タオル、食器など、いただいた方の気が張らない、毎日の実用品や食べ物などがよく選ばれるようです。
退職祝いには、本来お返しは不要です。
どうしても気になる場合に、近況報告を兼ね簡単な品を贈ります。また、昇進祝いにはお酒などが好まれます。